web拍手 国会での答弁です。重みが違います。最高税率上げ検討=所得税改革で?菅財務相(時事通信)菅直人副総理兼財務相は19日の衆院財務金融委員会で、所得税の在り方について「日本ではこの10年間で最高税率が下がってきた。その見直しも含めて政府税制調査会で検討したい」と述べ、高額所得者に対する課税強化のため最高税率の引き上げを検討する方針を示した。共産党の佐々木憲昭氏への答弁。 所得税の最高税率引き上げに対しては、..."> ようやく出た一言 好日亭日乗
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国会での答弁です。重みが違います。
最高税率上げ検討=所得税改革で?菅財務相(時事通信)

菅直人副総理兼財務相は19日の衆院財務金融委員会で、所得税の在り方について「日本ではこの10年間で最高税率が下がってきた。その見直しも含めて政府税制調査会で検討したい」と述べ、高額所得者に対する課税強化のため最高税率の引き上げを検討する方針を示した。共産党の佐々木憲昭氏への答弁。
 所得税の最高税率引き上げに対しては、鳩山由紀夫首相が共産党の志位和夫委員長との会談で前向きな考えを表明。菅財務相も同委員会で「現在の所得税では(所得の)再配分機能が低下している」との問題意識を示した。1986年には70%だった所得税の最高税率は段階的に引き下げられ、現在40%となっている。 


アメリカのオバマ大統領も就任と同時に最高税率の引き下げをなしました。
以前の記事にも書いたことではありますが財政には3つの役割があり、その内の一つが「所得再分配機能」であることは財務省の説明にもあり、菅財務大臣の発言は所得税率の見直しをすることで、財政を本来あるべき形に戻すと言うことでしょう。
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によれば、かっての日本は所得再分配をする前の所得分配、つまり市場がおこなう所得分配が、先進国のなかでもっと平等だった(前掲書174頁)ところ、ここ10年間おこなわれてきた構造改革は、日本的なおこぼれ効果を切り捨てていったので、市場による所得分配が不公平を拡大し、格差が拡大していきました(前掲書178頁)と分析しています。
神野教授によれば所得税がお金を右のポケットから左のポケットに移すというものであるところ、消費税は右のポケットのお金を左に移さず、むしろ左のポケットのお金を右に移しかねない税制とのことであり、最終的に消費税論議は避けられないにしてもその前に所得再分配機能を元に戻すことで、好況期には自動的に増収になる税制を考えようと言うことだと思います。
現在神野教授は政府税調の座長であり、菅氏の発言は神野教授の意向を受けてということでしょう。
ちなみにこの記事の元ネタであるYahooのコメントでは、「ただでさえ、働いている人が減ったのにその人の税金を上げる。アホだろ。団塊世代など、引退した世代も平等に納税する消費税が一番なんだけどね。働き手をいじめてどーする。」などという、マスコミが聞けば泣いて喜ぶようなコメントを書いている輩がいます。
私なんかに言わせれば金融資産とか、親の代の取得した不動産収入とかおよそ「働き手」というイメージからほど遠い収入をもつ富裕層からしかるべき負担を求めるという税制は、実質として応能負担という意味合いにおいて平等なのであって、むしろ、平等に納税を求める性質の消費税は、応分負担であるが故にむしろ不平等にしか思えないのです。
平等の意味が全く理解できていないとしか思えません。
きちんと応能負担をさせた上で、必要な公共サービスを充実させるために消費税を増税するということが本来の順番であると思います。

とにかくようやく財政の本来の役割を意識した議論がなされることは結構なことであって、さらに議論を深めていただきたいと思う今日この頃です。

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Author:kodebuya
関西出身のkodebuyaです。
心と体を鍛えてかっこいいオヤジになりたいです。
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