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拉致被害者家族会の中で活動方針について対立があるという話は以前から聞こえていましたが、はっきりした対立が明らかになりました。
拉致問題 被害者家族会が蓮池透さんの退会発表(毎日.jp)

北朝鮮による拉致被害者の家族会は28日、蓮池薫さん(52)の兄、透さん(55)の退会を発表した。飯塚繁雄代表らが東京都内で会見し、明らかにした。

 透さんは、北朝鮮への制裁などを巡る家族会の方針に異論を唱えていた。増元照明事務局長は「家族会の総意を無視した(透さんの)発言が誤解を招いている。会とは無関係であることをはっきりさせた」と説明した。

 事実上の除名について、透さんは取材に「家族会の目的は被害者の救出であり、方法論が多少違ったとしても自由にものを言える多様性も必要ではないか。僕をやめさせることで拉致問題が少しでも進展すると判断されたのなら、甘んじて受けるしかない」と話した。


そんな中家族会は次のような活動方針を決めました。
北への送金「全面停止を」=拉致家族会など訴え(時事通信)

北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援団体「救う会」は28日、東京都内で会議を開き、鳩山政権の北朝鮮政策について、現行の経済制裁に加え、送金と人の往来の全面停止を求めることなどを盛り込んだ活動方針を承認した。
 会議では、夏の参院選で拉致問題を主要争点の一つにするよう、与野党に働き掛けることも決定。家族会の飯塚繁雄代表(71)は「拉致をめぐる停滞した雰囲気を打開するため、東京などでデモ行進を行い、大きな力にしたい」と話した。
 また飯塚代表は、拉致被害者蓮池薫さん(52)の兄で元副代表の透さん(55)を退会させることも明らかにした。北朝鮮との対話の必要性を強調するなど、家族会と異なる方針を主張し続けたためという。27日の総会で決めた。


一方政府は制裁の延期を決定する模様です。
政府、北制裁の6回目延長へ=官房長官「変更の状況にない」(時事通信)

政府は30日、北朝鮮籍船舶の入港禁止など4月13日に期限が切れる日本独自の対北朝鮮制裁措置について、再び延長する方針を固めた。北朝鮮が拉致と核の両問題で誠意ある対応を示していないことが理由で、期間は昨年と同様に1年間とする方向だ。延長は今回で6回目となるが、鳩山政権では初めて。
 平野博文官房長官は30日午前の記者会見で、「制裁を延長しないとか(期間を)狭めるという状況にない」と指摘。「(核問題をめぐる)6カ国協議とか、そういうものがより前向きに発展していくのか、という状況をきちっと見ないことには判断できない」と述べ、北朝鮮の対応を注視する考えを示した。


日刊ベリタの記事に寄れば、家族会の事務局長・増元照明氏、植民地支配および侵略戦争を全面的肯定する論を立てた元航空幕僚長・田母神俊雄氏、「特定失踪者調査会」代表・荒木和博氏と一堂に会し、28日に名古屋でシンポジウムが開催されたとのことです。田母神といえばかって、日本は侵略国家ではなかったとの主張をし、広島では「広島の平和を疑う」という被爆者・被爆者遺族の感情を逆撫でするような講演を行った人物で、非常に反動的な人物であり、また、次期「救う会」会長となった西岡力は歴史修正主義者であり、家族会の方針は右翼的な方向で動くことが明らかになったということでしょう。家族会は北朝鮮への憎悪を原動力に徹底的に圧力を掛けるということで行動することとなり、それには邪魔になった蓮池透氏を排除せざるを得なかったということなのでしょう。

小泉純一郎の北朝鮮電撃訪問以降、日本国内は「北朝鮮憎し」の元、制裁こそ解決という考えで行動していくのですが、結果として事態は膠着するということになってしまいました。特に蓮池透氏は弟の蓮池薫氏から北朝鮮の現状の話や、小泉の訪朝の裏話など色々聞かされたでしょうから、それを勘案して制裁一辺倒の家族会の動きに反発したのでしょう。

思うに北朝鮮拉致被害者家族は政治の流れで翻弄されていました。

55年体制下では、この問題は自民党からも社会党からも無視されました。唯一話を聞いてくれた政党は北朝鮮と路線問題で対立関係にあった共産党だけだったといわれていますが、所詮野党の悲しさで何の具体的な実績をだせないままになっていました。その後小泉訪朝は本来拉致家族は一時帰国という取り扱いだったところ、当時の安倍晋三の強い主張により一時帰国という北との約束を反故にしました。結果安倍晋三は日本国内で非常に人気を博することとなりましたが、安倍政権以降この問題については自体が膠着するということになってしまいました。
家族会の人々は高齢化してきており、生きている間に解決したいという一念が有り、奪回の実績のある安倍晋三の所属する拉致議連の主張と、救う会の主張を最優先するという結論に達したということでしょう。
その運動が正しいのかどうかは神ならぬ私にはわかりません。
しかし、家族会のその活動は無駄に北朝鮮への憎悪を増幅しているものであってその行動は事態の解決には至らないのではないかという懸念を感じる次第です。

蓮池透氏のいう「自由にものを言える多様性」がないような組織にこれだけ解決ができない事件を解決できるとは思えない。ましてや田母神あたりに阿っていては・・・と思います。

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kodebuya

Author:kodebuya
関西出身のkodebuyaです。
心と体を鍛えてかっこいいオヤジになりたいです。
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